やまもといちろうメルマガ「人間迷路」より

【告知】1月28日JILISコロキウム『文化資産と生成AI、クレカによる経済検閲問題』のお誘い


 大変ご好評頂戴しておりますJILISコロキウム、2025年年明けの第3回は、日本が誇る文化資産と生成AI、そして経済検閲の問題など、知的財産と政策決定に関する議論をして行きたいと思っております。

<JILISコンサルティング企画>第3回コロキウム「文化資産と生成AI」について(リアルとオンライン配信同時開催・アーカイブあり)

 もともと生成AIは人が作ってきたものを数学的に解釈し、過去に営々と築き上げてきたものがそのままのベクトルで次に生み出されるものは何かを計算して生成していくものです。そこには、過去に人類が築いてきたものを教師データとして参考にし、文化資産をベースにした計算によって新たなものを生み出す生成AIによる生成物はどう位置付けるのか、大きな議論となってきました。

 直近では、AI法が新たに立法される話がある一方、我が国の生成AI関係を政策的に見る場合に重要な著作権法30条4項といった政策論・法学面でのテクニカルな面もありながら、実際には「それって本当に文化的に意味があるものになっていくんだっけ」という疑問や手法への懸念はいまだ広く議論になっています。

 また、生成AIと現実社会の問題においては、いま芸能人の顔やスタイルを学習し、生成AIを駆使して性的な画像や映像を無断にコンテンツにしてメルカリやメルカリ、メルカリなどで販売する事件も発生する中、オタク系コンテンツでは国際カードブランドがかなり積極的に決済拒否(BAN)し、実質的な金融検閲に向かっていく事例も数多く問題視されています。

 今回は、元吉本興業で現・日本音楽事業者協会(音事協)の専務理事を務めておられます中井秀範さんと、お馴染み板倉陽一郎先生、鈴木正朝先生と私・山本一郎で現在の状況を議論しながら我が国の知的財産戦略と生成AI、および解決されるべき諸問題について議論してまいりたいと考えております。

 JILISコロキウムへのご参加につきましては、以下運営窓口の「JILISコンサルティング」にて承っております。懇親会もございますので、この方面にご関心をお持ちの方は、ぜひご参集ください。

JILISコンサルティング

 よろしくお願い申し上げます。
 

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Vol.464 JILISコロキウム『文化資産と生成AI、クレカによる経済検閲問題』をお誘いしつつ、問題山積みのGoogleや公職選挙法の今後を占う回
2024年12月31日発行号 目次
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【0. 序文】【告知】1月28日JILISコロキウム『文化資産と生成AI、クレカによる経済検閲問題』のお誘い
【1. インシデント1】米司法省のGoogle規制にMozillaとAppleが反意を表明している件
【2. インシデント2】俺たちの公職選挙法をどうやってバージョンアップさせていくべきか
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A
【4. インシデント3】分かってくれた、はずが話が進まない皆さんへのトリセツ

 
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やまもといちろう
個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。

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